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20210903

  • 2021年9月3日
  • 読了時間: 3分

一気に夏が過ぎ去り

秋になってしまいました


肌寒い朝

短パンTシャツビーサンでは

かなり無理がある気温


雨が続いています


雨の日になると

映画「20歳のソウル」

実現に向けて

船橋市に通った日々を思い出します


2019年12月22日


船橋市民ホールで行われた

市立船橋高校定期演奏会の日も

冷たい雨が降り続いていました


豪雨です


船橋駅から歩く

わずかな時間

傘をさしていても

びしょ濡れになるような

バケツをひっくり返したような雨でした


待ち合わせていた

音楽プロデューサーの安藤さんは

この日も傘をささずにやって来ましたが

(晴れ男の安藤さんは、傘をささないのがポリシーなんですw)

頭から水をかぶったような

びしょ濡れで…


コンビニで買ったタオルで

びしょ濡れの全身を拭きながら

言っていました


「雨が降る日は、雨が降る理由があるんだよなあ。俺たちの中に、なにか雨が降る理由があるんだよ」



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会場は

たくさんの人で溢れていました


満員の観客を

父母会や卒業生の皆様が

総出で仕切っています


高校生の演奏会であるという考えは

そのスケール感で

まず圧倒されます


第36回のテーマは

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限りある高校生活を

部活とともに歩んだ

市船吹奏楽部の生徒たちが

その年ラストのステージで演奏する


定期演奏会に対する

僕のイメージは

吹奏楽部の圧倒的なパフォーマンスで

鮮やかに吹き飛びました


吹奏楽部なのだから

3年間で磨き上げるのは

楽器の演奏…


そんな

小さな常識は

通用しません


演奏あり

歌あり

ダンスあり


そしてラストに

高橋健一イズムの集大成ともいえる


「吹劇」がありました


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吹奏楽部顧問の

高橋健一先生が発案された

吹劇

スイゲキは


セリフを一切使わず

楽器演奏と

ダンス

合唱

音楽表現の全てで

物語を紡ぐ

市船吹奏楽部オリジナルの音楽劇


文字で書いても

うまく伝わらない


圧倒的な体験



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2019年

吹劇のテーマは


「jupiter~人間であることの意味~」



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音楽で溢れていました


演奏することだけではなく

全身を使って表現することでの音楽



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いつのまにか

涙が溢れていました


2016年

12月28日


浅野大義くんは

定期演奏会会場で

吹劇を見ています


持てる力を振り絞って

会場に足を運んでいます


大義くんのTwitterです

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この年の

吹劇のテーマは

「生きる」


ユーミンの「ひこうき雲」合唱



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定期演奏会を描かずして

大義くんの物語は紡げない


誰に反対されようとも

吹劇のシーンがない

20歳のソウルは


大義くんの映画ではない


映画「20歳のソウル」において

定期演奏会のシーンは

重要な役割を持つことになります


僕らの背中を押してくれたのは

大義くん


高橋健一先生と

市船吹奏楽部による

吹劇でした


終演後

高橋健一先生や

大義くんのお母様

関係者の皆様にご挨拶を済ませ

外に出ると

雨はやんでいました


安藤さんが言いました

「雨はやむよね。でも、まだ晴れてはいない」


船橋の空が

ピーカンの太陽で

僕らを迎えてくれるには

このあと

半年の時間が必要でした


明日は

写輪館と

大義くんおじいさまについて書きます



P.S.

昨夜遅く

市船吹奏楽部の

新たなチャレンジについて聞きました


言葉に出来ない

想いが溢れました


大義くんの物語は

いまこの瞬間も

生き続けています



 
 
 

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