気を失うように寝てしまい
気がつけば深夜だった
かつて所属していた会社の夢を
たくさん見たが
どれもあまり心地よい夢ではなかった
生々しい夢だった
昨日も一昨日も
夢の中で
闘っていた
敵の姿は
はっきりとしている
それは
無責任という鎧を纏った
誠実でない輩たちだ
残念ながら
夢の中では
ズタボロに二連敗だった
目が覚めた今も
敗因はわかる
大多数の敵 VS 僕一人
力及ばなかっただけ
悪夢を見たあとは
身体が泥のように重い
上手に立ち回るやつらは嫌いだ
人の顔色ばかりみるやつも嫌いだ
立場で物を言うやつは嫌いだ
他者への想像力に欠けるやつは嫌いだ
GNOを大事にしないやつらは嫌いだ
泣きたいくらい疲れてしまったけれど
泣く暇はない
現実世界では
ズタボロに破れるわけにはいかない
夢の中とは違い
仲間がいるから
一人じゃないから
勝ち目がある
とは思わない
依存しあって
馴れ合うなら
リングから降りたほうがよい
ただし
死力を尽くせば
骨を拾ってくれる仲間はいるだろう
昨日のロケハンは
雨上がりの空が綺麗だった
雨の日があるから
曇を引き裂く青空は
美しいのだと思う



川に亀がいた
