更新日:2020年8月22日
今日は、父の命日
昨年、50回忌で葬い上げでした
20年前に
父の年齢は超えました
父の記憶は、はるか昔ですが
決して消え去ることはない
昨日
「渋谷行進曲」の
本が届きました
脚本家が
七転八倒して書き上げた世界観は
現場にリレーされます

これから
中に
演出プランや
いわゆるカット割りを
書き込んでいくのですが
数年前までは
書き込んだカット割り
全部をコピーした
いわゆる「完本」を
印刷して配っていたのですが
ここ何作かは
やめてます
この意味は
かなり詳しく書かなきゃ伝わらないのですが
さわりだけ書いてみると
いつも、4カメか、5カメで撮るので
オーソドックスとされる撮影は
監督がカット割り
↓
コピーしてスタッフに配る
↓
現場でドライリハーサル
↓
カット割りを変える打ち合わせ
↓
カメラテスト
↓
ランスルー
↓
ラステス
↓
本番
このやり方は
数年前にやめました
カット割り
↓
カンボンを配る
↓
現場でドライリハーサル
↓
変更はドライやりながらで口で言う
↓
テスト(やらないときもあり)
↓
本番
かなり工程を省略しているのですが
2年前から
もっと過激になり
カット割り
↓
全部捨てて手ぶらで現場に
↓
いきなり本番
カメラマンとの打ち合わせはどこに?
それは
普段のコミュニケーションで完結しているので
やる必要がないのです
同じ組で
ずっと撮影しているからこその
いきなり本番スタイル
打ち合わせしませんが
カット割りしたカットは
全部、一発で撮れている…
伝わっていますでしょうか?
スタッフがすごいのです
さて
コピーはしませんが
カットは割ります
自分のプランを整理するために
160ページ
1ページあたり10分で書き込むと
明日の夜まで
書き続けなきゃ間に合わない計算w
監督に
1秒でも早く本を渡せ
という原則は
そこにあるのですね