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20200615


「やんちゃで行こう」の中に登場する劇中劇「ジンギスカン無き闘い」は

もちろん

深作欣二監督の名作

「仁義なき闘い」への

オマージュを込めたものだ


それまでのヤクザ映画のスタンダード

耐えに耐えた健さんが

最後の最後に爆発する様式美とは

一線を画したリアリズム


菅原文太さんのセリフ

「山守さん、弾はまだ残っとるがよ」


狡猾で計算高い権力者や

身内を売るクズどもに翻弄されながらも


自ら持て余す程燃え盛る

命の火を散らした若者たち


監督、脚本

もちろんリスペクト半端ないが


あれだけの名作を生んだのは 

俳優の唯一無二な力


菅原文太さん、松方弘樹さん、渡瀬恒彦さん、梅宮辰夫さん


いま見ても痺れるくらいのエネルギー

現実と交錯する生き方


そう

俳優に一番必要なものは

生き方ではないですか

メッセージを込めて


仁義なき闘いへ

オマージュを込めて


作品を

今の時代に送りたいと

自分を含めた半端者を鼓舞している


語呂合わせだけで

偉大なる作品を想起させたりしない



オイルショックで高度経済成長が終わった1973年に

終戦直後の物語をぶちかました

仁義なき闘い


未来は自分のためにあると思っていた

12年前

夢半ばで挫折した「ジンギスカン無き闘い」を

いまの時代にぶちかます

やんちゃたちの世界


不条理を飲み込んで

じっと耐え忍び

オトナになることなど

求めていない


大切なものは

自分自分の子どもっぽいプライドではなく

自分が自分であるための誇り


いまを生きる

ということ


なにもかもを、他人のせいにしていないか?

うまくいかないことを、社会のせいにしていないか?

オトナだからという言い訳で、戦わなきゃいけないステージから降りていないか?

叫ぶべき自分の言葉を持っているか?


人生は

Wikipediaで拾った情報では、包めない


リアルとフィクションが交錯する

やんちゃたちの世界で


自分だけの

「ジンギスカン無き闘い」を

生きているか?











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